令和7年度 倫理経営ゼミナール 年間プログラムのお知らせです。
時間は、18:30〜20:30です。
(2024年11月29日差し替え済み)


テーマ:強い財務体質を構築する②

令和7年6月23日(月)
18時30分~20時30分
場所:愛知県倫理法人会事務局


①貸借対照表=財産の明細
②損益計算書=利益の出方
①②ふたつ合わせて見ていく必要がある。

○経常利益を総資本で、割る事で
10%以上を、越えていたら優良会社。

①自社は、本当に儲かっていると言えるのか?
②自社は、今後とも儲けていくことができるのか?
を、分析するのが《収益性分析》

参考資料
【物に対する基本姿勢】

「倫理経営のすすめ」p197

  1. 喜んで受ける…一切の不足不満をもたない
  2. 心を込めて大切に扱う
  3. 物の由来を知る
  4. その物の良さを知る
  5. 礼を尽くす感謝
  6. 十分に働かす
  7. 管理を十分にする
  8. 死蔵しない
  9. 後始末する
【お金の本質】
  1. 大切にされると喜び
  2. 妥協を許せない(好まない)
  3. 流通を好む(流れば喜ぶ)
【お金に嫌われる人】
  1. どこでも投げ散らかす
  2. どこに置いたか忘れる
  3. ルーズで計算をろくにしない
  4. クシャクシャにして、ポケットに突っ込む
  5. 請求をはっきりしない
テーマ:強い財務体質を構築する①

令和7年5月26日(月)
18時30分~20時30分
場所:愛知県倫理法人会事務局

財務諸表とは、決算書である。
つまり、経営者の一年間の成績表ということ。
  • もし売上が0になったら、会社が何ヵ月生き残ることができるかを調べておくこと。
  • 節税など考えずに内部留保を考えること。
【強い財務体質を構築する三原則】
  1. 借金はするな。借りたらゆっくり返す
  2. 投資は身の丈にするように。
  3. 自己資本比率を高める。
テーマ:好ましい組織風土を醸成する

令和7年4月21日(月)
18時30分~20時30分
場所:愛知県倫理法人会事務局

[復習]企業とは社会の公器 (社会に貢献する)
  • 社会性の責任
  • 公益性の責任
  • 公共性の責任
1 自分の仕事に誇りを持てる”組織風士”を醸成することが経営者の使命
(1)企業に成長・発展をもたらすもの
  1. 正しい経営戦略の立案。実践
  2. 好ましい組織風土の醸成
(2)組織風土とは
  1. 組織構成員 (社員) に共有された価値観であり、思考及び態度・行動の規範となっているもので組織構成員の日常活動を通じ、学習によって次々と継承されていくもの。
(3)組織風土葳成の要因
  • 口制度・施策
  • 口経営者の日頃の言動
2 好ましい組織風土(5つの要素)

①同一の問題意識

  • 理想と現状のギャップ
  • 理想と現状認識は、社長と社員は同じにしなければならない。

※理想を明確にする為のポイント
→長期楽観・短期悲観

②共通の価値観

  • 我が社の価値観の原点に君臨するのは経営理念
  • 経営理念:繰り返し経営理念をいう。社員の中からスターを作る。社員スターにする。

③自信と信頼

④感謝の気持ち

  • 何に対しても恩を感じる→感謝→報恩→利他

⑤高い欲求水準

  • 理想を上げる

①②③④⑤が上手く回っている会社が、好ましい組織風土の会社である。

テーマ:リーダーシップ力を高める

令和7年3月24日(月)
18時30分~20時30分
場所:愛知県倫理法人会事務局

1 【人が育つ】リーダーシップ
(1)リーダーシップとは
  1. 組織の目標を達成させるのがリーダー
  2. 組織に属している社員満足度の充足度

1.2を高いレベルに持っていく事をリーダーシップという。

(2)理想のリーダーとは

部下の人生における、最も身近な理解者であって指導者 教え導いていく。

(3)倫理に学ぶ、揺るぎない信頼関係の構築法
  • 信成万事
    信じるしかない。
    一番大事なのは、想いが同じかどうか。
  • 子女名優
    会社が手に負えぬ、悪くて困るという時、その原因がことごとく社長にある。
  • 勤労歓喜
    遊働→熱愛→喜働→努力 / 惰性→損得→我慢→強制
2 リーダーに求められる5つの要素
  1. 十分なコミニュケーション
    (相互意思疎通)
  2. 思い遣り
    (対人感受性)
  3. 論理的思考力・説得力
    (大局観・因果律・効果性)
    ・大局観→迷ったら経営理念に
         立ち返る
    ・因果律→結果には必ず原因が
         ある
    ・効果性→結果にコミット
  4. 高い欲求水準
    (夢・ビジョン/厳しさ)
    いくつになっても、夢を語る
    その為には厳しさも持つ
  5. 使命感
    (感謝力)→観恩力

【ゴールは自走組織そして遊働!】

テーマ:経営計画の価値を知る

令和7年2月25日(火)
18時30分~20時30分
場所:佛立寺

経営計画とは、そもそも何か?
理想がない会社には必要ないもの。
理想を設定するのが経営計画である。

1 経営計画の目的

企業の存続。発展に向けた経営目標を設定し、体系的に課題を整理し、具体的な実行計画として練り上げる。

2 経営管理と経営計画

理念→ビジョン→戦略→計画→管理→日常が、機能していって、目的・目標を達成する会社になる。

3 計画策定が求められる7つの経営目標
  • 経営陣能力向上目標(経営者の器以上に会社は大きくならない)
  • 営業構造改善目標(売れる仕組み作り)
  • 商品力強化目標
  • 組織構造改善目標
  • 組織風上改善目標
  • 人材能力向上目標
  • 財務体質改善目標
4 経営計画の必要要素(を意識する事)

《5W 2H+A》

  • Why目的⏩️
    なぜこの計画が必要なのか
  • What 完成物、最終ゴール⏩️
    何ができたら完了と言えるのか
  • Who 責任者、担当者⏩️
    誰が責任を負うのか、誰が行うのか
  • When 期限、期日、期間⏩️
    いつまでに。いつ。いつまでやるのか
  • Where 場所、部署⏩️
    どこでやるのか
  • How 方法、手順⏩️
    どのようにやるのか
  • How much 予算⏩️
    どれだけの予算と時間をかけるのか
  • Attention 留意点⏩️
    気を付けておくべきことはないか

※2R=
●レポートを書く(日報を書く)文字にしてもらう。
●レビュー。面談をする。

最後に、「大切なものは、俺たちにはできる!という覚悟と自信!倫理という魂をいれていく事!」

テーマ:強みを磨く経営

令和7年1月27日(月)
18時30分~20時30分
場所:愛知県倫理法人会事務局

おさらい
  1. 経…たていと。セオリー。理念・信用
  2. 営…いとなみ。環境適応創造。事業展開
  3. 中小企業の強み…大きなマーケットを必要としない
本題

SWOT分析

  • 強み・弱み・機会・脅威
  • メーカー→問屋→小売→EUユーザー
  • 競合状況・流通状況・市場状況

マクロ・ミクロ

  • 事実・見解
  • ヒト・モノ・カネ・情報
  • 開発・生産・販売
  • 人事・目標・物流

働きのレベル

  • 強制→我慢→損得→惰性→★努力→喜働→熱愛→遊働

以上の内部環境を分析して強みを明確化する楽しみながら♪

  • 美点凝視
  • 長所伸展
  • 自分、スタッフ、顧客、仕入れ先、異業種の社長

今はできていないけどこれから強みにしたいものがあれば加える(言霊)

教育。教える…押得る。育てる…素立てる(education)引き出す。
※弱みはあまり見ない

苦難

  1. 赤信号的→喜んで改める
  2. 成長痛的→喜んで耐えきる
  3. 宿命的→喜んで受けきる
★やらないことを決める

成果=能力×熱意×考え方(マイナスがある)

【感想と気付きのシェアタイム】

個人事業主でやっており、目の前の仕事をこなしているので
経営を見直すきっかけがなかったけど、今日は見直せた

考え方が「マイナス」という話が印象に残った

ひとりでやっているので気付かないことが多い
色々な人からの声を真摯に受けていれて学んだことを実践していきたい
楽しんで働けるようになりたい

どんな会社にしたいのか再度話をするべきである
やらないことの線引きをきっちりする

自分(従業員)としては、ルール・方針・考え方を持っているので
社長と共有して、会社としてのものに変えて行けたらいいなと思った

社員研修のなかに「喜働→熱愛→遊働」を取り入れたい
強み100個つくってみる

業務範囲を広げたうえで、強みを見つけていきたい

戦略がなかったので戦略を考える

倫理観をもって真っ当にやっていくことが大切だと思った

【まとめ】

考える時間(時間予算)は必ずとること
月○時間とか、日30分とか

ひとは明るいところに集まってくる
中心となるような人になろう

イヤイヤ仕事をすることは罪
顧客や商品に失礼

考え方の違いがなくなった状態にするため
徹底的に話をすること(派なし)徹底的に話をすること(派なし)


テーマ:事業分野を規定する

令和6年12月23日(月)
18時30分~20時30分
場所:愛知県倫理法人会事務局

『事業分野』は倫理経営実践のステージ
  1. 事業の目的:顧客の創造
    新たなお客様を獲得し続けること
    変化するお客様のニーズに対応し続けること
  2. 目的を果たすために企業が持つべき基本的機能
    マーケティング
    イノベーション
  3. 正しい経営戦略へのアプローチ
    成長性・収益性の高い事業分野に属し続ける
    その事業分野における成功要因を把握する
    その成功要因を獲得するための、確かでな間違いのない施策を立案・実践する

※企業は、環境適応業であり環境創造業である

(4)事業分野とは

  • 目的:「我が社は何をすることによって経営理念を実現しようとしているのか」「我が社は何を以って社会に貢献しようとするのか」を明確にする
  • 定義:「誰に」「何を」「どんな方法で」提供するのかを明確にしたもの
    長期的に自社の存続を委ね、経営資源を効果的に投入していく生存領域
    経営理念・経営ビジョンを実現するためのステージ
事業分野規定の手順
  • Step1)
    現在取り扱っている商品・サービスの、お客様ごとの”本質的価値”を明らかにする
  • Step2)
    その価値を提供する商品・サービスを、現在扱っているもの、現在取引いただいているお客様に限定しないで考える
  • Step3)
    現在取り扱っている商品・サービスの「拡大」ならびに「絞り込み」を検討する
  • Step4)
    代替商品へ切り替えや、新しい販路を作り出すことを検討する
  • Step5)
    「競争優位性」「単純性」「シンボル性」「両立性」「実行柔軟性」の観点を考慮しつつ、市場とコミュニケートしやすい簡単な言葉で表現する
  • Step6)
    明確にされた事業分野は、「今日も有効であるか?」「明日も有効か?」「明日もお客様に価値を与えるか?」「市場、技術、経済の実態に合ってるか?」などと、何度も何度も問い直す
  • Step7)
    「この事業分野で自分自身を燃え立たせ続けることができるか!社員さんの心に火を灯し続けることができるか!」と問い続ける

【感想】
業績が改善しない経営者と業績が改善する経営者の違いや、3つの「苦難」の違い等、「万人幸福の栞」を元にお話しいただきました。

中小企業が<足りないもの>は何か? → このレポートの中にかいてあります。


テーマ:経営ビジョンを明確にする

令和6年11月25日(月)
18時30分~20時30分
場所:愛知県倫理法人会事務局

経営ビジョンとは

経営理念が現実となった姿を明確に表すもの
10年、20年先のあるべき姿を明らかにした目標
経営者自身の意欲と覚悟の創出
社員さんとの夢の共有・共感、会社を取り巻く人たちに対する公約

経営ビジョンの位置づけ

「経営理念」の一段下の位置であり、「経営ビジョン」の下に「経営戦略」「経営計画」「経営管理」「日常活動」と続く。

経営ビジョンの明確化の視点
  • 定量的ビジョン
    規模を表すもの
    効果性を表すもの
    生産性を表すもの
    方針を表すもの
  • 定性的ビジョン
    社内の雰囲気
    社員さんのありよう
    会社の印象
  • 会社の出口
    親族継承
    社内昇格
    外部招聘
    M&A
    廃業

※経営ビジョンは「心の太陽」である。

【感想】
「成功の秘訣」や「働く意識」「仕組みづくり」「社員の付加価値額」など、経営ビジョンにまつわる様々な話しもありとても充実した時間でした。


テーマ:経営理念を明確にする

令和6年10月28日(月)
18時30分~20時30分
場所:愛知県倫理法人会事務局

  • 復習
    経営とは変わらないために変わり続けること
  • 事業継承
    事業は時代によって変わるので事業を継承しても意味がない
    では、なにを継承するのか?‥理念・たていと
  • たていととして守るべきもの
    経営理念・信用
  • 経営理念
    経営者の人間的発展によって進化するもの
    なにかあったときに立ち戻るべきもの(=たていと)
  • 信用
    goodwill

    技…技術、技術は変わる
    体…体裁、儲けは消える
  • たていとを守るための実践
    本を忘れず。恩の自覚。思いを守り抜く
    本(もと)…業界・商品サービス・創業
    継…社史・家系図
    末…経営理念をつくる
  • 経営理念に向かう経営者の姿勢
    理念は経営者とともに成長する
    企業にとっては発展の礎
    経営者にとっては心柱
    社員さんにとっては灯台
    外部にとってはメッセージ
  • 経営理念の作り方
    キーワードをひろう
感想と気付きのシェア
  • 経営理念をつくるところから始めようと思った
    ↑その作り方を持ち帰ることができた
  • 理念をつくるためには、業界の歴史や自分の立ち位置を知る必要がある
  • アウトプットすることで自分のものにしてきたい
  • 実践してみる(親と食事する、kj法を取り入れる、新しい挑戦をしてみる)
  • 以前参加して、実際に経営理念を変更して良くなりました

◆まとめ
経営理念は必ずあるが、言語化できていないことはある
言語化することですそ野は広がる
作らなければ、理念の価値は分からない
何度も繰り返し作ることで、腑に落ちるものが見つかる
神と紙


テーマ:倫理経営の眼目

令和6年9月24日(火)
18時30分~20時30分
場所:株式会社イリエ

  • 「経営」とは何か。
    経―たて糸(変えてはいけないもの)
    営―よこ糸(変え続けなければいけないもの)
    個々人の働きすべてが経営である(「新経営倫理学」丸山竹秋著より)
  • 学習→実践→結果→振り返り→照合の繰り返し
  • 倫理とは―人との関わりの理
    絶対性、普遍性、一貫性、基本性がある
  • 3つの苦難
    赤信号的苦難―喜んで改める
    成長的苦難―喜んで耐える
    宿命的苦難―喜んで受けきる
  • 会社とは―社会の公器である(松下幸之助)
    社会貢献をすること
    お客様―喜び・満足を提供する
    国家、自治体―納税
    地域―雇用
    株主―配当
    取引先―支払い
    地球(環境)―美化
    債権者―利払い

亀井副地区長による熱のこもった2時間でした。「経営」と「倫理」を融合した内容は、とても分かりやすく、「儲ける経営」ではなく「儲かる経営」の真髄を聴けました。今回は41名の参加で、ゲスト参加の方が南区倫理法人会い入会されるという嬉しいこともありました。