2024年8月9日 MS(6:30〜7:30)
講師 塩﨑敦子 氏
株式会社エステム 代表取締役社長
[テーマ]
虎に翼は生えたのか?
〈講話概要〉
現在NHK朝の連続テレビ小説「虎に翼」では
日本発の女性裁判官である三淵嘉子さんを
モデルにしたドラマが放映されています。この時代の女性たちの苦労の末にあるはずの今日。
「はて?」本当に、本質的に世の中は変わっているでしょうか?
MSの感想
2024年8月9日
名古屋市南区倫理法人会
第1693回モーニングセミナー
【会員スピーチ】
古谷ひとみ氏
3年前に初めて倫理に参加させてもらい、はじめは、歌を歌ったり輪読したり「ちょっとヤバい集団か?」と思った。しかし講和者の方が赤裸々にはなされるのを聞き、心がスっとした。そしてその夜、「夢はてしなく」が頭から消えなくなり、入会した。
倫理を学んでからは、苦難は笑って耐えることが自然に出来ていると思う。
今ではずっと亡くなった祖父母、大切な人、両親に感謝をのべています。本当の若さは、心の若さだと考えていて、心の若さを保つには、周りの方々に感謝することだと思うので、これからも感謝の気持ちを伝える実践を続けていきます。
【講和】
塩崎敦子氏
「 虎に翼ははえたのか」
朝ドラは、今の経済を反映させるものとして、「朝がきた」から見だしました。
500人中女性は13人という工学部に在学中、「女性は扱いにくいから」という理由で、希望した研究室に所属することが出来ないという経験をした。男女共に人生の選択肢は平等に与えられるべきであるが、そもそもその扉が開いていなかった。
世の中をみていると、社会を動かす側に、女性はいるのだろうか?例えば、女性管理職を何パーセントかつくるといった、その状態を作ることが大切。
女性が輝く、女性の社会進出と言われているが、社会は会社だけではない。果たして輝ける場所にいけているのだろうか?
ああなりたい、こうなりたいという、ロールモデルが大切。
誰もが仕事に対して選択肢がもてるような世の中になって欲しい。
自社では男性の育休を推奨している。助かるのは奥さんだけではない。仕事の属人化が防げるなど、組織としてもメリットはたくさんある。全ては繋がってくのです。
虎に翼ははえたけれど、その空はまだまだせまい。
朝食・シェア会の感想
【感想】
- 「女性が家事をするのが当たり前」というアンコンシャスバイアスを取り払うようにしたいと思った。
- 今の社員の女性比率が4:1なので50%:50%を目指す。
- 職業柄、女性比率が高く、会社の業績も伸びているのは多くの女性に活躍していただいてるからだと思う。
- 今まで家事をあまりやってこなかったが、これからは家事もやるようにしようと思った。
- 女性には力があり、特に「実行力」や「やりきる力」があると思う。
- 女性の力が発揮できる会社を作っていきたいと思います。
- 女性の社員は少しずつ増えてきてるが、これからは女性の幹部を増やしていきたい。
- 講話の内容にとても共感した。息子と娘の育て方が違ったりするので、子育ても男女差別の意識があるのではないかと感じた。
- 「女性の社会進出」という言葉に違和感を持っていた。
最後に「これからは男性、女性という視点ではなく、個人の能力で仕事ができるような世界にしたいと思っております。」と塩崎社長が話されていました。